幻辞.com

ひけらかす

ひけらかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to show off
文例 · 用例
時々西洋へ出かけて目新しい機械や材料を仕入れて来ては田舎学者の前でしたり顔にひけらかすようなえらい学者でノーベル賞をもらった人はまだ聞かないようである。
寺田寅彦 猫の穴掘り 青空文庫
それで二人が繋って、光った態でもして歩行けば、親達は緋縅の鎧でも着たように汝が肩身をひけらかすんだね。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
文学長期建設 作家には停戦なし ▼政治の物々しい行動に怯えたインテリゲンチャ作家が、少し許りの良心性を社会にひけらかす為に「日本的なもの」といふ抽象的な言葉を持ち廻つたのはつい最近であつた。
大波小波 小熊秀雄全集-20 青空文庫
しかしその野暮でないのをひけらかすような処に、お絹には堪まらないほど不快の点が多かった。
岡本綺堂 両国の秋 青空文庫
さういふ好みのうちには自己にこび、あまえ、もしくは自己をひけらかすこころがひそんでをり、或ひは容易に忍びこむものである。
三木清 日記と自叙伝 青空文庫
彼の自慢の芸を、私の耳で聞いて訣る年に達した頃は、もう彼にも、自慢らしくは、語りひけらかす時が過ぎてゐた。
折口信夫 戞々たり 車上の優人 青空文庫
七 さんざ、毒舌を弄しつくしたお初は、ますます雪之丞に迫り近づいて、掌にもてあそぶ短銃を、ひけらかすようにして見せながら、「さあ、技倆自慢のおまえさん、何とか、すばらしいところを見せたらどう?
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
華族崇拝だの封建性だのと目クジラだてて民主ヅラをひけらかすのは当らない。
坂口安吾 ヤミ論語 青空文庫