状差し
じょうさし
名詞
標準
letter rack
文例 · 用例
すると、ポケットはちょうど状差しのような具合に教室の中へ、窓の下の板壁に垂れ下がるのだった。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
」「そのとおりです」「被害者の家の状差しは空っぽでしたが、あの中には屍体が発見された時から手紙類は一つもはいっていなかったのですか?
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
兇行をおえると犯人は、現場に証拠をのこさないようにと用心して状差しにさしてあった手紙類をすっかり火鉢の中で焼きすてたのです。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
昨日、一昨日と再度お訴状差し出し候えども、いっこうにお取り上げこれなきは心外にたえず候。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
家じゅう捜索しても見つからなかった手紙が、ちゃんと目の前の状差しに差してあったという小説ですね。
— 合作の二 『五階の窓』 青空文庫
悲しいいやな心持で、はる子は手紙を状差しにしまった。
— 宮本百合子 『沈丁花』 青空文庫
父の部屋にはいつて見ますと、私はまず第一に状差しを見ました。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
「状差しにあるだろう」「なあ、広ちゃん」 お茂登は蹲んだ足の上で体の重心をおき代えるように身じろぎして、凝っとタイヤに目を落したまま、云った。
— 宮本百合子 『その年』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の状差しには、まだ読んでいない光熱費の請求書が数通差し込まれていた。
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「お母さん、状差しに新しいハガキが届いてたよ。誰からかな?」
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実家の居間にあった古びた状差しは、かつては家族の連絡手段の要だった。
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