鰻丼
うなどん
名詞
標準
文例 · 用例
なに、鰻丼だえ、相も変らずだの、五ツ六ツ誂えて来るが可い。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
銀子はというと、彼女は若林の財布を預かり、三十円五十円と金の出し入れを委せられ、天丼や鰻丼が来れば、お茶を入れるくらいで、じっと傍で見物しているのだったが、時には後口がかかって来たりした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
それを犯人の足跡の鑑定だけさせられて追払われたんじゃ、鰻丼の臭いだけを嗅がされたようなもんだ。
— 夢野久作 『無系統虎列剌』 青空文庫
二人で鰻丼をたべにはいる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
すきやきの嘔吐から鰻丼のもの、洋食のものいろいろとある。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
その一番苦しい貧乏時代の話ですが、燕車に稽古してもらつて噺が済むと、鰻丼が一つお酒が一合、そして帰へりに「これはお車代です」と言つて、今の五十銭昔は半円といつた青い札を一枚ちやんと紙にくるんで出します。
— 談洲楼燕枝(二代) 『燕枝芸談』 青空文庫
十畳ばかりの板敷の向うには、三段になった配膳棚があって、一つ一つ小蒲団で包まれた鰻丼が五十ほどズラリと並べられ、つまみ物の小丼が、これも所も狭く棚の上下に用意されている。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
ゲーム取りの女なんかに、鰻丼をおごつたりするんですよ。
— 岸田國士 『取引にあらず』 青空文庫
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鰻丼(うなぎどんぶり、略称:うなどん)は、日本の丼料理。丼鉢に盛った白飯の上に鰻の蒲焼を載せたもの。江戸・東京の郷土料理とされる日本料理の一つである。鰻飯(うなぎめし、まんめし)、まむしとも呼ばれる。また派生料理として鰻重 がある。
出典: 鰻丼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0