嘘字
うそじ
名詞
標準
incorrectly written character
文例 · 用例
嘘字か、どうか不安なのである。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
嘘字だらけじゃないか、と思っているに違いない。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
嘘字盡を作ることになりはせぬかと思ひます。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
東京へ行つてゐた間、母に手紙の返事を彼は、時々書いたが、よく母は彼の手紙の文章中の嘘字や仮名使ひの誤りの傍に線を引いて、返送して寄したものだつた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
それは好いが嘘字が沢山書いてあった」「こゝの悪い男かい?
— 佐々木邦 『合縁奇縁』 青空文庫
小学校三年を中途でやめた兄の手紙は、片仮名で、ところどころに入っている漢字は、全部、嘘字である。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
専売局のも片仮名文であったが、嘘字はなく、これはいかめしく印刷してあった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
片仮名文に、嘘字だらけの漢字、人が見たら、支離滅裂であるかも知れないが、他人に示すものではなく、それで充分だった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
例句