来數
らいすう
名詞
標準
文例 · 用例
爾來數年、志村は故ありて中學校を退いて村落に歸り、自分は國を去つて東京に遊學することゝなり、いつしか二人の間には音信もなくなつて、忽ち又四五年|經つてしまつた。
— 国木田独歩 『畫の悲み』 青空文庫
下のかたより佐々木小太郎定重、花やかなる鎧をつけて弓を持ち、家來數人を引連れて出づ。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
此唐代肖像畫の傳來は、多分當時吾國の肖像畫に影響して、爾來數百年間その風格は繼續したるものならんと思はるゝが、此風の我國製作肖像畫としては、高野山普門院の勤操僧正像等は最も適切なる例なり。
— 内藤湖南 『日本の肖像畫と鎌倉時代』 青空文庫
これを公に用ふる事になつたのは日清戰爭後の事であつて、かゝる事は古來數千年間無い所であつた。
— 内藤湖南 『平安朝時代の漢文學』 青空文庫
しかもプラトン以來數多くの大思想家たちがこの許されぬ道に踏入つた事實は、實在者との交はりによつてのみ生は成立つこと、從つて實在者への希求は人間性の最深最奧の本質に根ざすことを教へる。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫
二十五六|歳の頃より毎日朝夕實行して、七十七|歳の今日に及び、爾來數十年間頭痛を忘れ、胃は健全となり、感冐に犯されたる事未だ一度もあらず。
— 關寛 『命の鍛錬』 青空文庫
然しこの噴火に就いて最も權威ある調査を遂げたラクロア教授は、同年十二月十六日以來數回に亙り同現象を目撃した。
— 今村明恒 『火山の話』 青空文庫