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噂好き

うわさずき
名詞
1
標準
文例 · 用例
どこにでもいる噂好きな人達が、大声で、見てきたような嘘をいいあったり、猥褻な想像をしあっては喜んでいる。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
急いで別れて行く高柳を見送つて、反対な方角へ一町ばかりも歩いて行つた頃、斯の噂好きな町会議員は一人の青年に遭遇つた。
島崎藤村 破戒 青空文庫
しかし、それらの打撃も、私が斯の狭い噂好きな地方で風俗壊乱の人として見られたといふことも、言はゞ一時的のものに過ぎなかつた。
島崎藤村 突貫 青空文庫
噂好きな人達の口に上ることもなしに、ともかくも別れて行くことの出来るその朝が来たのを不思議にさえ思った。
島崎藤村 新生 青空文庫
七年|馴染を重ねた噂好きな人達は最早一人も彼の家の前を通らなかった。
島崎藤村 新生 青空文庫
あの大きな風呂敷包を背負って毎朝門前を通った噂好きな商家のかみさんのかわりに、そこには薪ざっぽうのような食麺麭を擁えた仏蘭西の婦女が窓の下を通った。
島崎藤村 新生 青空文庫
隣家の判こ屋の末娘と、どうとやら、この日頃、噂をたてられているようだけれど、これも、噂好きな町の人たちの、ほんの噂ばなしかもしれない。
矢田津世子 凍雲 青空文庫
――文相の権威が一寸でも弱みを見せると、世間の噂好きな連中はすぐ、背後にファッショの手があるとか××の後ろ立てがあるとか、不謹慎なことを云い始める。
戸坂潤 社会時評 青空文庫