軍吏
ぐんり
名詞
標準
文例 · 用例
李陵は軍吏に女らを斬るべくカンタンに命じた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
ややあって軍吏の一人が口を切り、先年|汗山北方の山地に違いなく、居延まではなお数日の行程ゆえ、成否のほどはおぼつかないが、ともかく今となっては、そのほかに残された途はないではないか。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
さすがに衛青にはこの老将をいたわる気持はあったのだが、その幕下の一|軍吏が虎の威を借りて李広を辱しめた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
と、同時に、曾つては自分の妻にならうとまでしたあの女が、やがては雪も降らうと云ふ長岡へ、老いて痩せた母を呼び寄せ、下女同樣にこき使つて、安軍吏との仲に出來た多くの子の子守りをさせようとするのだらうと考へた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
廬州の軍吏|蔡彦卿という人が拓皐というところの鎮将となっていました。
— 稽神録 『中国怪奇小説集』 青空文庫
すると、軍吏桓楷という者があって、劉表とは、以前の交誼があるとのことなので、桓楷を、その使者に立てた。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
文官軍吏の賓客、みな盛装をこらし、礼館の式場を中心に、宛として秋天の星の如く埋まった。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫