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気ぜわしい

きぜわしい
形容詞
1
標準
restless
文例 · 用例
少年工と少女工が、作業台に並んで、手品師の如く素早く頭付軸木を黄色の小函に詰めている「函詰」では、牛を追う舌打ちのように気ぜわしい音響が絶えず連続して起っている。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
ところがどうです、その翌日、まだ朝のうち、玄関で早口に饒舌っている女の声がして、すぐに取次のいうのを聞くと、年をとっては気ぜわしい、堪え情がなくなって訪ねて来た。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
実質一点張りで、装飾は堂々たる威嚇となり、大国の鷹揚さの裏影から、どことなく気ぜわしい煙りが立ち昇って感ぜられる。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
気ぜわしい、金属的な、何だかひもじいような声だ。
宮本百合子 モスクワの辻馬車 青空文庫
ガラスのように固い空気なんて突き破って行こう二人はどん底の唄をうたいながら気ぜわしい街ではじけるように笑いあいました。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
ガラスのように固い空気なんて突き破って行こう二人はどん底を唄いながら気ぜわしい街ではじけるように笑いました。
林芙美子 放浪記(初出) 青空文庫
「ちょっと失礼、この寝台はこっちの壁へつけた方が勝手なように思われますな」「それはどうぞ御勝手に、わたしどもあなたが居心地よくていらっしゃればなによりなんですから」 床の上をすべるような気ぜわしい靴の音。
宮本百合子 赤い貨車 青空文庫
「先刻村で貴殿方お二人に、突然加担方を申し込まれ、気ぜわしいおりからでありましたのと、一人でも味方は多い方がよい、――などとも存じて貴意に任せ、加担方おねがいいたしてござるが、この辺で一応ご身分などをな……でないとちょっと不安でござれば……」「おやおやさようでございますか。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
作例 · 標準
「ごめん、今はちょっと気ぜわしいから、後でゆっくり話を聞かせてくれないかな」
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明日から大型連休が始まるとあって、スーパーの売り場は朝から気ぜわしい空気に包まれている。
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遠くで鳴り響くサイレンの音が、静かな住宅街に気ぜわしい予感を運んできた。
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気ぜわしい(きぜわしい) — 幻辞.com