素人細工
しろうとざいく
名詞
標準
amateurish work
文例 · 用例
そうして蛇口の処を見るというと、素人細工に違いないが、まあ上手に出来ている。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
笛は幾らか寸の足りぬ安価相な出来で、その末端に、素人細工らしい赤銅の鎖が付けてあった。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
おそらく素人細工のその紙貼りは、柔かくぶくついている上に天井にも横の方にも汚点が滲んでいて、初めてそこに坐ったとき、サイは鼠の小便のかかったボール箱に入ったような気がした。
— 宮本百合子 『三月の第四日曜』 青空文庫
「素人細工で御座りますな」 と、越前守は、笑った。
— 直木三十五 『大岡越前の独立』 青空文庫
川ッぺりのビルとビルとに挟まれた狭い露地――その奥の、ビルの宿直部屋にでも下りるような階段を下りると、その突当りに“Bar Opal”と、素人細工らしい小さい木彫のネームがぶら下っていた。
— 蘭郁二郎 『白金神経の少女』 青空文庫
それは、とても器用な、素人細工とは思われぬ、三つ組みの、親指程の印籠で、細かく楼閣から、人物やらが刻まれていた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
その日以来十吉は、この素人細工まるだしの、かなり不恰好な事務服すがたに日夕なじむことになつたが、それを見るたびに、「なるほど同志的か!
— 神西清 『灰色の眼の女』 青空文庫
その間に平次は、小舟を出させて、石垣の工合から、棧橋の樣子を眺めましたが、石垣には何んの異状もなく、唯、一箇所棧橋の板を縛つた繩が解けたのを、素人細工で結び直したところが眼についただけです。
— 父の遺書 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
この修理は素人細工なので、すぐに壊れるかもしれない。
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彼の作った家具は、少々素人細工の感があった。
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プロの職人から見れば、私の作品は素人細工に過ぎないだろう。
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