張り番
はりばん
名詞
標準
lookout
文例 · 用例
「おい、おい、張り番はもういゝ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ハース氏は、イタリアの人足はずるくて、うっかりしていると荷物なんかさらわれるからと言って、先に桟橋へおりた自分らに見張り番をさせておいて船からたくさんのカバンや行李をおろさせた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
明かり取りのあるところを降りて来ると、見張り番交代に昇って来るミルン氏に逢った。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
云わば女同士の痴話喧嘩、それが嵩じて文字吉は半狂乱、そこにあった手拭をとって小三津を絞め殺してしまったが、さてどうするという分別もなく、死骸を戸棚へ押し込んだままで、自分はその張り番をするように、唯ぼんやりと坐っていたんです。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
この頃は暑くなし、寒くなし、月はよし、まだ藪ッ蚊も出ず、張り番も大して苦にゃならねえ。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
彼は宵からの張り番に少しく疲れたらしかった。
— 夜叉神堂 『半七捕物帳』 青空文庫
その出来事を報告するために、幸次郎は縄付きの徳三郎を近所のものに張り番させて、とりあえずここへ駈け付けて来たのであった。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
おめえは外に見張っていろ」 亀吉に張り番させて、半七はそこらを見まわすと、形ばかりに立て廻してある葭簀のあいだには、くぐり込むだけの隙間が容易に見いだされたので、彼は体を小さくして堂内に忍び込むと、こおろぎは俄かに啼き止んだ。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
見張りの兵士が、夜通し張り番をしていた。
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彼は仲間が戻るまで、入り口で張り番を買って出た。
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子供たちが悪いことをしないように、親が交代で張り番をしていた。
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