悪し様に
あしざまに
表現副詞
標準
unfavourably
文例 · 用例
同じ俳人仲間の宝井|其角が、自分の事を悪し様に噂をしてゐるといふ事を聞いて、大層腹を立てた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
近頃方々で乃公の事を悪し様に言ひ触らして歩くさうだが、それは真実だらうね。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「七瀬殿のことを、悪し様に申してはよくないが、嫁しては夫に従う、これが、婦の道でござろう。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
のろふがさうした分化を遂げるには、罵る・叱るなどの悪し様に言ふと言つた用語例が助けてゐる事であらう。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
他人の事を悪し様に云い、一寸したものをちょろまかさない位の農民は、大抵この男の様な様子をして話すものである。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
不人情者、恩知らず――父に対する哀惜の情や、跡方もなく消えた一家の犇々と身に迫る切なさから、皆は口を極めてこれらの人達を悪し様に罵り、僅かに鬱憤を洩らすのであつた。
— 田畑修一郎 『鳥羽家の子供』 青空文庫
それならば確かに青年が最後の狂乱の手紙の中で彼を悪し様に言い弾劾したのが説明できるはずだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
『われひとりを悪者として勘当除籍、家郷追放の現在、いよいよわれのみをあしざまにののしり、それがために四方八方うまく治まり居る様子』などのお言葉、おうらめしく存じあげ候。
— 太宰治 『帰去来』 青空文庫
作例 · 標準
例句が必要です。
この言葉を使った例文です。