脇句
わきく
名詞
標準
second verse (in a linked series of poems)
文例 · 用例
(『玉藻』、二八、一二)諷詠 連句の発句と脇句とは挨拶であるという事がいわれておる。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
その時、挨拶を受けた乙なる俳人がそれに返す、それが脇句である。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
例えば、餞乙州東武行梅若菜まりこの宿のとろゝ汁 芭蕉かさあたらしき春の曙 乙州 これは人を訪問した場合とは違うが、乙州の江戸の方へ旅立って行く、それを芭蕉が送る、それの挨拶が発句であって、それを受ける乙州が脇句を附けたことになる。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
それに答えて、新しい笠を買ってそれを被って春の朝早く旅立ちまする、という挨拶を返したのが脇句である。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
即ち、発句と脇句とはそういう挨拶の意味から成り立っておる。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
しかしながら、単に挨拶の意味ばかりでこの発句脇句を解するのはいけない。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
ここに注意しなければならん事は、独り挨拶の意味があるばかりでなく発句も脇句も両者共に諷詠ということをしておるのである。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫
斯の如くして現れ来ったものが連句の発句と脇句である。
— 高浜虚子 『俳句への道』 青空文庫