麪
麪
名詞
標準
文例 · 用例
言語で言えば、丁度熱心に、大声で、息をはずませて、人が千人も前に立っていて、その詞を飢えたものが麪包を求めるように求めている積で、語り出すような工合に。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
まして軍隊の精神は麪麭を燔くやうに急造し得るものでは無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
胃弱を患ふる人がタカヂアスターゼを服し、苦味丁幾を服し、ペプシンを服し、粥を※て吸ひ、フランス麪麭を購ひて喫ひ、壓し麥を喫ふのを見ることは多いが、咀嚼時間を長くして、丁寧に咀嚼することを敢てするのを見ることの少いなどは其の一例である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
乞兒は人に小銅貨をねだり、麪包をば買はで氷水を飮めり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
王の着座するや、其頭には金色に塗りて更にまた彩りたる鷄卵を並べて作れる笠を冠として戴かせ、其手には「マケロニ(麪類の名)つけたる大いなる玩具の柄つきの鈴を笏として持たせたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
往方は遙なるに、禿げたる巖の面には麪包の木生ふることなし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
水牛の乾酪と麪包とにて飮ものには驢の乳あり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
夫人我等を顧みて、見給へ、此野はさながらに饗應のむしろなり、麪包あり、葡萄酒あり、果あり、最早わが樂しき市と美しき海との見ゆるに程あらじといひぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫