鉈鎌
なたがま異読 ナタガマ
名詞
標準
billhook
文例 · 用例
それからお八重と二人家へ歸ると、父はもう鉈鎌を研ぎ上げたと見えて、薄暗い爐邊に一人踏込んで、莨を吹かしてゐる。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
それからお八重と二人家へ帰ると、父はもう鉈鎌を研ぎ上げたと見えて、薄暗い炉端に一人|踏込んで、莨を吹かしてゐる。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
もっとずっと前に、あなたがまだおひとりの時、そうして私もまだ山木へ行かない時に、お逢いして、二人が結婚していたら、私もいまみたいに苦しまずにすんだのかも知れませんが、私はもうあなたとの結婚は出来ないものとあきらめています。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
そのおりこうなそなたがまた、どうしたわけでお役人のおさしずもきかず、そんなところにすわっているのでござります?
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
あなたがまとまって寄附なさることが出来れば幸いです。
— 宮本百合子 『「我らの誌上相談」』 青空文庫
そして少ししやがんでゐるうちに、急に又あなたの事を思ひ出して、あなたがまたいやな顔をして本を読んでゐらつしやるのだらうと思ひますと、直ぐ大急ぎで歩き出しましたの。
— 伊藤野枝 『書簡 大杉栄宛』 青空文庫
あなたがまだ高等学校をお出になったばかりの青年で、わたくしの所へおいでになったころ、わたくしはその日の午後を楽しみにいたしていました。
— マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 『田舎』 青空文庫
その時はあなたがまだ栗色の髪の毛をしていらっしゃいました。
— モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 『辻馬車』 青空文庫