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十徳

じっとく
名詞
1
標準
early-modern men's jacket resembling a haori
文例 · 用例
そこへ当の芋倉長江画伯が、死人のような青い顔に宗匠頭巾、灰色の十徳という扮装で茫々然と出社して来た。
夢野久作 呑仙士 青空文庫
店の人たちも三人|一斉に礼をしたが、十鉢ばかり、その見事な菊を並べた、ほとんど菊の中に彳んで、ほたりと笑いながら同じく一礼した、十徳を着そうな、隠居頭の柔和な老人が見えた。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
親の仇同前に心掛けて配慮する内、やっと近頃西鶴の『日本永代蔵』巻四の四章に「茶の十徳も一度に皆」てふ題目を立てたを見出した。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
惟うに茶人の著る十徳という物あるに因って、茶を植うれば他の作物に十倍増して利益ある由を、この書の出来た貞享五年頃、またはその前に世に言い囃し、当時諺となって人口に膾炙したものであるまいか。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
故にこの茶の十徳というは鶏や猫の五徳と事異なり、十倍の利得るといったまでの事で、この徳あの徳と一々名目を列ねたものでなかろうと土宜師へ答え置いたが、どうも自分ながら胡麻の匂いがする。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
年はもう九十くらい、くりくり頭に剃髪して、十徳を着て、まだ少し季節が早いのに、大きな火ばちへ火をかんかんとおこしながら、いかにも寒そうにちぢかんで両手をかざしているのです。
死人ぶろ 右門捕物帖 青空文庫
そうして、まことに失礼では御座いますけれど、最初に大きく出ておりました貴方様のお父様の、十徳を召したお顔をジイと見上げておりますうちに、柴忠さんの処のお湯殿の鏡の中で見ておりました私の顔が、マザマザと浮き出して参りました時の私の胸の轟きはどんなで御座いましたでしょう。
夢野久作 押絵の奇蹟 青空文庫
そうすると、今の啼声は矢張ポチだったかも知れぬと、うろうろとする目の前を、土耳其帽を冠った十徳姿の何処かのお祖父さんが通る。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の絵画には、町人が十徳を着ている姿が描かれている。
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旅装束として、動きやすい十徳は重宝された。
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彼は、古風な着こなしに憧れて、十徳を仕立てた。
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2
標準
ten virtues
作例 · 標準
仏教では、十徳を積むことが悟りへの道とされている。
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彼は、十徳を備えた人物として、地域の人々から尊敬されている。
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この書物には、君子が持つべき十徳が説かれている。
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