刺草
いらくさ異読 イラクサ・じんま・おいら
名詞多音語
標準
Urtica thunbergiana (species of stinging nettle)
文例 · 用例
庭も五百坪ばかりの広さだが、樹という樹は遠慮もなく枝をひろげ、それへ藪枯しだの刺草だのがむやみに絡み繁って、さながら欝蒼たる密林の観を呈している。
— 山本周五郎 『風流化物屋敷』 青空文庫
監獄の主な敷地から切り離され、背の高い刺草が伸び放題だった。
— ジョージ・オーウェル George Orwell 『絞首刑』 青空文庫
そこには、やがていらくさがはびこることでしょう。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
金鳳花、いらくさ、雛菊、それから紫蘭、あの、紫蘭の花のことを、しもじもの者たちは、なんと呼んでいるか、オフィリヤは、ご存じかな?
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
穴のなかの人 だれもしらないことですが、飛行列車をついらくさせたのは、電気鳩のしわざでありました。
— 海野十三 『電気鳩』 青空文庫
7いらくさの影にかこまれ 茫茫とした色をぬけでる 真珠色の薔薇の花。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
おじさんは汗をかいて、へとへとになり、それでもあきらめずに、なんとかして鉄棒の化けものをたたき落として正体を見破ろうと、追いつづけ、ついにその鉄棒を石切場といらくさの茂みのあいだに追いつめたのである。
— ハーバート・ジョージ・ウエルズ 『透明人間』 青空文庫
荒地のところどころに、すかんぼや、いらくさが繁っていた。
— THE CASE OF OSCAR BRODSKI 『オスカー・ブロズキー事件』 青空文庫
作例 · 標準
ハイキング中に、うっかり刺草に触れてしまい、皮膚が赤く腫れてしまった!
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里山の農道脇に、鮮やかな緑色の刺草が群生していた。
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「この刺草、かゆいから触らないでね!」とお母さんが子供に注意した。
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