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鼓隊

こたい
名詞
1
標準
文例 · 用例
そして、この太鼓隊の踵をついて、四人の者に担がれた凡そ一坪位ひの容量の巨大な賽銭箱が控えてゐるのを目がけて、有りがたい/\と伏し拝みながら、四方八方から賽銭のつぶてを雨と降らすのである。
牧野信一 バラルダ物語 青空文庫
所得と云へば、太鼓隊の賽銭箱は、天狗と鎧武者とがその大半を恭々しく頂戴して、残りのものを担ぎ手やら、胴腹の叩き手が分配されるといふ風習であつた。
牧野信一 バラルダ物語 青空文庫
一団の太鼓隊の壮んなる撥音に伴れて、軽騎兵の馬は朗らかな蹄の響きを挙げて節面白く行進して行く。
牧野信一 変装綺譚 青空文庫
これが今日の文学の、支配層に対する一元主義的な儀礼となり、そのラッパ鼓隊行進となっているものだ。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
(他の一同も笑う)その笑い声の内に、林の方から、こちらに向って近づいてくるラッパ鼓隊の七、八人の足音。
三好十郎 樹氷 青空文庫
ラッパ鼓隊とは言いながら、ラッパはなく先頭の三人が肩から吊した小太鼓を二本のバチでバババン、バババンと叩きならして、それに歩調を合して進んでくる。
三好十郎 樹氷 青空文庫
さてその太鼓隊と鐃鉢隊は二重の円列を作り、やがて一人の鐃鉢を持った隊長らしい僧侶が鐃鉢を打ちつつ踊り出すと同時に、両隊一斉に調子を合せて叩き立てるかと思うと、ウーウーウーウーと猛虎の吼ゆるがごとく酷い声で一斉に呻り立てる。
河口慧海 チベット旅行記 青空文庫
みなごろしに、追いつめろ」 曹操は、かくと伝え聞くや、中軍の鼓隊鑼隊に令して、金鼓を打たせ鉦を鳴らし、角笛を吹かせて、万雷風声、すべて敵を圧した。
臣道の巻 三国志 青空文庫