口づて
くちづて
名詞動詞-サ変
標準
oral instruction
文例 · 用例
つい口づての不用意なそんなところから、剰さへ名実そのまゝ橋のたもとに柳樹の在ることといひ、元柳橋の「元」の字の意味の手つ取り早い解釈も手伝ひ旁々、一時「柳橋」は本末顛倒して、大川端の元柳橋が元の、そもそもの、柳橋。
— 木村荘八 『柳橋考』 青空文庫
ほんたうなら、たとへ二日でも三日でも休暇をとつて、人なみの帰省をし、ひと晩ゆつくり口づてから母上にお話しするのが一番にちがひありません。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
口づてならば曲りなりにも、なんとか見聞きしたことだけはお伝へできさうに思はれます。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
一九五五年の夏には、業界の人たちやDJの口づてで、エルヴィスのレコードは南部をはなれてニューヨークやクリーヴランドでも放送された。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
はじめのうちまったく反応はなかったのだが、若い人たちのあいだで口づてで人気が出て、ある日いきなり、スターになった。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
醜聞が街路並木沿いのテーブルや食堂で口づてに伝わっていたが、国王はそんなことなど一切気にしない。
— A MUMMER'S THRONE 『道化玉座』 青空文庫
作例 · 標準
茶道の細かい作法を、母から娘へ口づてで一つ一つ丁寧に伝えていく。
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彼は複雑な機械の操作方法を、マニュアルを使わずに先輩から口づてで教わった。
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「大事なことだから口づてで言うよ。よく聞いておきなさい」と祖父が切り出した。
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標準
passing information by word-of-mouth
作例 · 標準
隠れ家レストランの評判が口づてに広まり、今では予約困難な人気店になった。
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事件の真相は口づてに変質していき、いつの間にか大きな尾ひれがついていた。
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彼は友人の口づてで、数年前に別れた恋人が結婚したというニュースを耳にした。
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標準
oral tradition
作例 · 標準
古代の叙事詩は、数千年の時を超えて人々の口づてに守り抜かれてきた。
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この祭りの詳細な由来は記録がないため、長老たちの口づてに頼るしかない。
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深い山奥の村には、いまだに不思議な天狗の伝説が口づてで生き続けている。
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