火鼠
ひねずみ異読 かそ
名詞
標準
huoshu
文例 · 用例
それからその寝姿を半蔽っている、着物らしいものが見えましたが、これは芥火に反いているので、噂に聞く天狗の翼だか、それとも天竺にあると云う火鼠の裘だかわかりません。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
火鼠の裘ですか、蓬莱の玉の枝ですか、それとも燕の子安貝ですか?
— 芥川龍之介 『二人小町』 青空文庫
それは五人とも別々で、石造皇子には天竺にある佛の御石の鉢、車持皇子には東海の蓬莱山にある銀の根、金の莖、白玉の實をもつた木の枝一本、阿倍の右大臣には唐土にある火鼠の皮衣、大伴の大納言には龍の首についてゐる五色の玉、石上の中納言には燕のもつてゐる子安貝一つといふのであります。
— 和田萬吉 『竹取物語』 青空文庫
第三番の阿倍の右大臣は財産家でしたから、あまり惡ごすくは巧まず、ちょうど、その年に日本に來た唐船に誂へて火鼠の皮衣といふ物を買つて來るように頼みました。
— 和田萬吉 『竹取物語』 青空文庫
『竹取物語』が神仙譚や、竜の顋の玉や、火鼠の皮やをかりて来たことは、この珍らしさの為で、磯の上の中納言が燕の子安貝をとろうとした失敗譚や、帝が武士に命じて竹取の家を囲ませた咄などは、おかしみのためである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
シュルシュルシュルと火鼠のような光が空へ走る。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
竹取物語で、かぐや姫は求婚者に火鼠の皮衣を持ってくるよう難題を出した。
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火鼠の皮衣は火に投げ入れても燃えず、かえって白く輝くと言い伝えられている。
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伝説の生き物である火鼠を題材にした、幻想的な絵画を鑑賞した。
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ウィキペディア
火鼠(かそ、ひねずみ、ひのねずみ)は、中国に伝わる怪物の一種。火光獣(かこうじゅう)とも呼ばれる。
出典: 火鼠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0