間の間
あいのま
名詞
標準
room connecting the two main rooms of a building
文例 · 用例
三時間か四時間の間に、彼は茹でられた菜のように、萎びて、嵩が減って、グニャグニャになっていた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
いつもならば、家におればわずかの間見えなくとも、必ず子どもはどうしたと尋ねるのが常であるのに、その日の午後は、どういうものか数時間の間子どもをたずねなかった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
この興行には添えものの映画を別にして正味二、三時間の間に三十に近い「景」が展開される。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
然るに映画の場合では撮影者が長い時間とフィルムを費やして撮影した夥しい材料の中から、無駄なものを省略し、最も重要なものだけを選び出し、それを巧みに編輯してあるから、観客は極めて短い時間の間にこの動物のあらゆる特徴を最も純粋にまた最も強調された形において観察することが出来るのである。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
そうして頂上の峠の海抜九百五十メートルまで、実に四百五十メートルの高さをわずかの時間の間に客車の腰掛に腰かけたままで上昇する。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
アインシュタインが東京へ来た頃からわれわれ仲間の間でパイプが流行し出したような気がする。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
もちろんこの蚯蚓の先祖と人間の先祖とどちらが古いかというような問題はあってもそれは別として、この事実はともかくも、過去の世界じゅうの人間の間の相互の交渉は、普通想像されているよりも、想像されうるであろうよりも、もう少し自由なものではなかったかという疑いを喚起させるには充分であろうと思う。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
あるいは逆に肉体に共通な点のあるのが原因でそれが精神に影響して二人の別々な人間の間に師弟の関係を生じる一つの因縁にならないとは限らぬ。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
作例 · 標準
例句