骨上げ
こつあげ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
ceremony of transferring the cremated bones of a family member to an urn
文例 · 用例
彼は細君を火葬に附して、骨上げをした歯骨の中から上下の門歯と犬歯合せて十二本を取り出し、それを上下の顎の大きさの金具に排列し、更にそれを鋳物のときにつかう釘抜のような鉗子の先へ固定し、大原の咽喉笛をはさみ切って殺そうと計画したのである。
— 小酒井不木 『謎の咬傷』 青空文庫
骨上げの老婆は「頭の丈夫なお方でしたな。
— 豊島与志雄 『十一谷義三郎を語る』 青空文庫
そこへ大学の松浦先生が来て、骨上げのことか何か僕に話しかけられたように思う。
— 芥川龍之介 『葬儀記』 青空文庫
火葬とそれからお骨上げは、痛々しい感じだったが、直後に、清浄な感じに変った。
— 豊島与志雄 『窓にさす影』 青空文庫
二十九日午前八時半、喪主、遺族、近親、築地代表者は四谷自宅を出発して、九時十分火葬場に到着し、骨上げの式を行った。
— 久保栄 『小山内薫先生劇場葬公文』 青空文庫
ねえ、利七さん、あなたの骨はあたしが長崎迄抱いて行ってあげますから」 盂蘭盆の夜の出来事 検屍やら骨上げやら葬式やらと、福介と二人で何から何迄仕切ってやってのけ、大阪で初七日を済まし、奉行所の手続きもすっかり了えてから、詳しく事情を認めて江戸の伝兵衛のところへ早飛脚を立てた。
— 長崎ものがたり 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
今十三日はお骨上げです。
— 一九三七年(昭和十二年) 『獄中への手紙』 青空文庫
葬儀車とそれに従う見送りの人々の十数台の自動車が、川手邸を出発したのが午後一時、電気炉による火葬、骨上げと順序よく運んで、午後三時には、雪子さんの御霊は、もう告別式会場のA斎場に安置されていた。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫
作例 · 標準
火葬が終わり、親族が集まって箸で順番に故人の遺骨を拾う骨上げが行われた。
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骨上げの際、二人の箸で一つの骨を拾う仕来りは、現世からあの世への橋渡しを意味するという。
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静まり返った収骨室で、骨上げを粛々と進めながら故人との別れを惜しんだ。
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