化け
ばけ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #12117 · 青空 432 例
標準
transforming oneself
文例 · 用例
これをもひとめ見た印象で言わせてもらえば、シューベルトに化け損ねた狐である。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
今の時代の子供たちは、もはや昔の子供のやうに、フアンタスチツクで荒唐無稽のお伽話――森の妖精の話や、魔法使の話や、赤頭巾の話や、鉛の兵隊の話や、親指太郎の話や、ピノチヨの話や、惡魔が人間に化けた話や――などを悦ばないといふのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
北山の法経堂に現れる怪火の話とか、荒倉山の狸が三つ目入道に化けたのを武士が退治した話とか、「しばてん」(木の葉天狗)と相撲を取る話。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
「今晩鴫の御化けが来るぜ。
— 寺田寅彦 『鴫つき』 青空文庫
夕暮になると、件の松蘿や、蔓は大蜘蛛の巣に化けて、おだまきの糸の中に、自分たちを葬るに違いない。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
ドウダンツツジの葉と、背向きになって、翠い地紙に、赭っちゃけた斑が交ったようだ、何枚も、何枚も、描き捨てられた反古のような落葉が、下に腐って、半ば黒土に化けている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
池は浅間大社のうしろの熔岩塊、神立山の麓から噴き出る水がたたえたもので、社の神橋の下をすみ切って流れる水は、夜目にも冷徹して、水底の細石までが、うろこが生えて、魚に化けそうだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
お前さんたちがどんなに田舎者見てえな恰好をしてたって、番頭に化けたって、腰弁に化けて居たって、第一、おめえさんなんぞ、上はアルパカだが、ズボンがいけねえよ。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
標準
artificial fly (for fishing)