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新鋳

しんちゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
目下新募集の軍隊と、新鋳の砲弾とを、続々と前線に輸送中である。
夢野久作 戦場 青空文庫
新鋳の南鐐銀のたぐひ花模様絨氈の床上に散乱して、さながらに牛馬の余瀝の如し。
夢野久作 白くれない 青空文庫
その前には、オランダ人の驚いた、新鋳の大砲庫が。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
とそこへ新鋳の小判十枚が届けられて来たそうです。
国枝史郎 猿ヶ京片耳伝説 青空文庫
ところがどうでしょうその年の大晦日になって、煤払いをしたところ、なくなったと思った新鋳の小判が畳の下から出て来たそうで。
国枝史郎 猿ヶ京片耳伝説 青空文庫
ことに新鋳造のものは中々よく削れてよろしく、造幣局がなるべく毎年新鋳造貨を出して貰いたいと思う程である。
海野十三 白銅貨の効用 青空文庫
政権とは、その最小末端に於てさえ、なお新鋳の、その上には好みの標語を書くことのできる数十万のインク・スタンドを意味するということを、彼は明かに我目に観る。
宮本百合子 モスクワ印象記 青空文庫
しかしながらある日、聾で一見白痴のような一人の若者が遠方の村から、一通の電報を彼のところへ持って来た、伯爵は苦笑いをしながら彼に新鋳の一銭銅貨を一枚与えた。
THE HONOUR OF ISRAEL GOW 作男・ゴーの名誉 青空文庫