搦め取る
からめとる
動詞
標準
文例 · 用例
」「からめ取ること致しますまい」「この冬次郎を恐れてか?
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
自分をからめ取るものに引きこまれるように、ホミは部屋のなかに入った。
— 片岡義男 『少女時代』 青空文庫
お前に采配を任せて、斑組と一騎打ちの勝負をさせ、一万両の小判を餌に、斑組の曲者どもを、一ぺんにからめ捕るつもりであった。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
その気配を自分の感覚がからめ捕ることによって、自分のなかに像を結ぶ舞子を、彼は大切に扱った。
— 片岡義男 『七月の水玉』 青空文庫
これよりすぐに、五湖へまいって、からめ捕るこそ、上策」「いや小勢とはいいながら、かれは智あり仁あり勇ある者ども。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
――この漢を召捕ろうとするならば」と、背後にいる張飛へ、顎を振向けて、「まず五百か千の人数をそろえてきて、半分以上の屍はつくる覚悟がなければからめ捕ることはできまい。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
この日、玄徳を追撃する途中、行く手に立ちふさがった糜竺と戦い、遂に糜竺を手捕りにして、自身の鞍わきに縛りつけると、「きょう第一の殊勲は、玄徳をからめ捕ることにあるぞ。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
立ち去らねば搦め捕るのみと――豪語した。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫