髪美
かみび
名詞
標準
文例 · 用例
マジエスチック・ホテルのティダンスは閑散として、ロシア人の踊子の赤い踵が見えず、他の金髪美人連がアクビをかみころしていた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
百合 (行燈を手に黒髪美しく立出づる)私、どうしたら可うございましょう。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
ところで、二十五、六の豊満な金髪美人マアセルだが――。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
すこし口を開けた大の字なりの金髪美人を照らして、室内には、消し忘れた電灯がいやにかんかん氾濫している――。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
金髪美人を連れて来るだらうなんて云つてたけれど……。
— 岸田國士 『温室の前』 青空文庫
そうして「簾のうちに若やかな女房が、髪美しく長くこぼれかからせて、添いいるのならば、さぞ釣り合ってよかろうに、年とった女の自分が髪なども散り乱れて、薄鈍の喪服をつけて、中宮の留守のために裳もつけず袿姿で立っているのは、いかにも不調和で口惜しい」と反省するのである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
しかし断髪美人は副産物さ。
— 佐々木邦 『村の成功者』 青空文庫
あなたは黒髪美人、どこか南方系ですね」「母がイタリア人でした」「ああ、だから澄んだ瞳、オリーブ色の顔なのですね。
— A Secret Service 『諜報部』 青空文庫