不行儀
ふぎょうぎ
形容動詞名詞
標準
bad manners
文例 · 用例
杜陽にはその不行儀が面白くなかった。
— 田中貢太郎 『陳宝祠』 青空文庫
ただし猫のうちにも不行儀なもあって、予は英国で一回わが邦で二回市街で人の多く見る所で猫が交わるを見た。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
」 七兵衛はのような足つきで不行儀に突立つと屏風の前を一跨、直に台所へ出ると、荒縄には秋の草のみだれ咲、小雨が降るかと霧かかって、帯の端|衣服の裾をしたしたと落つる雫も、萌黄の露、紫の露かと見えて、慄然とする朝寒。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
「不行儀に女房たちがやすんでおりまして」「まだ女王さんはお目ざめになっていないのでしょうね。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
例の通りに白壁のように塗り立てた夫人とクッつき合って、傍若無人に大きな口を開いてノベツに笑っていたが、その間夫人は沼南の肩を叩いたり膝を揺ったりして不行儀を極めているので、衆人の視線は自然と沼南夫妻に集中して高座よりは沼南夫妻のイチャツキの方に気を取られた。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
可哀い、不行儀な奴め。
— XANTHIS 『クサンチス』 青空文庫
それに政吉は当時師匠の没後ずっと師宅に寝泊まりをしていて、遠慮のない男で、夜になると、酒を火鉢で燗をしてのむなど甚だ不行儀で、そのくせ、必要な客との応対などは尻込みをして姿を隠すなど、なかなか奇癖のある人物で、私とはどうも性が合いかねました。
— 身を引いた時のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
――と、はいるや同時に、ちらりと右門の目を射たものは、そこの玄関先に不行儀そのもののごとく脱ぎすてられている三足の雪駄と、それからまだ土のつかない一足のわらじでありました。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
食事中に肘をつくのは不行儀だと、子供の頃から厳しく躾けられた。
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公共の場所での不行儀な振る舞いは、周囲の人々に迷惑をかける。
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「なんて不行儀な子だ!」と、祖母は孫の行動に顔をしかめた。
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