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線描

せんびょう
名詞
1
標準
line drawing
文例 · 用例
近頃某氏のために揮毫した野菜類の画帖を見ると、それには従来の絵に見るような奔放なところは少しもなくて全部が大人しい謹厳な描き方で一貫している、そして線描の落着いたしかも敏感な鋭さと没骨描法の豊潤な情熱的な温かみとが巧みに織り成されて、ここにも一種の美しい交響楽が出来ている。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
磯部草丘氏もまた線描をもつて画面を圧倒してしまふといふ逞ましさがあつて、これまた解脱しない佳さである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
嘗て『島四国の一日』に於いて得意な連作物で、線描の持ち味の多角的な面を見せてゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
最近の牧野の仕事は何か色彩に就いて以前程衝動的美しさを感じてゐないやうだ、『芍薬』の花を※してある壺のその壺の絵画の太い線描などはいかにも牧野が線に対して特別な愛着を示してゐるといつた表現である。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
そしてその太い線は線描家としての牧野のものでもなければ、色彩家としての牧野のものでもない。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
流行型の胴のしなやかな若い女が、流行型の大きな帽子箱を抱えて、流行型の自動車へ乗るべく今や片足かけている細い線描の漫画――これが「巴里」だ。
ノウトルダムの妖怪 踊る地平線 青空文庫
正面の壁には線描の裸像の額がかかっているきりであるが、アフリカ土人の埋木の黒い彫刻が実質の素剛さで室内に知的な光りを満たしていた。
横光利一 厨房日記 青空文庫
――また息子のJ・P・ロスコー氏の屍体に残っている刺青は、左の二の腕に彫ってある分を除き、背部の全面がサラミス海戦の図になっておりまして、その古代船艦や、波濤や、空を飛ぶ神々の姿まで、非常に細かい線描になっているようですが、それがドコまでもムラのない黒の一色でボカシも何もない。
夢野久作 S岬西洋婦人絞殺事件 青空文庫
作例 · 標準
彼女の描く**線描**は、シンプルな線でありながらも、被写体の特徴を捉えている。
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美術展で見た**線描**の作品に魅了された。
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**線描**は、絵画の基礎となる技術であり、多くの芸術家がこの技法を習得している。
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