盲愛
もうあい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞名詞-の形容詞
標準
blind love
文例 · 用例
そんなのは盲愛と言いましょうか、愛の濫用、堕落と言いましょうか、兎も角、決してそんなことで、兄弟が本当に救われることはありません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そこへ巣喰う一種の盲愛があり、それがために自分を欺く憎むべき者をも憎み得ない。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
いわばその「憎めない」は盲愛の変形でありますから、愛についての検討の部に属するものですが、しかし、普通の憎みの感情に対して変態的なもの、つまり憎み能わない憎みとでも強いていえばいえましょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
子煩悩から支持する愛児の面目を、理由は第二として盲愛から立てずにはいられなかったのだ。
— 山本勝治 『十姉妹』 青空文庫
閻魔をだますに余念もなく、子への盲愛が他の一切の情熱に変つた。
— 坂口安吾 『我鬼』 青空文庫
ゼイゼイする息、しやぐり上げる笛のやうな泣き聲、泥に突いた膝も、衣紋の亂れも、何も彼も忘れてしまつた母親の盲愛は、さすがの平次も長く見ては居られません。
— 酒屋火事 『錢形平次捕物控』 青空文庫
ゼイゼイする息、しゃくり上げる笛のような泣き声、泥に突いた膝も、衣紋の乱れも、何もかも忘れてしまった母親の盲愛は、さすがの平次も長く見てはいられません。
— 酒屋火事 『銭形平次捕物控』 青空文庫
生前ノ予ハ彼女ヲ盲愛シテイタ、ダガ若シ死後ニ於イテ多少デモ意趣返シヲシテヤル気ガアルトスレバ、コンナ方法ヨリ外ニナイ。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は恋人を盲愛するあまり、彼女の明らかな嘘さえも信じ込んでしまっている。
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親が子供を盲愛して何でも買い与えるのは、決して教育上良いことではない。
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愛犬への盲愛が過ぎて、犬専用の部屋を作るために家をリフォームしてしまった。
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