言いよう
いいよう異読 いいざま
表現名詞多音語頻度ランク #11462 · 青空 0 例
標準
manner of speaking
文例 · 用例
言いようもないはかなさが私の胸に沁みて来た。
— 梶井基次郎 『器楽的幻覚』 青空文庫
私は私の意志からでない同様の犯行を何人もの心に加えることに言いようもない憂鬱を感じながら、玄関に私を待っていた友達と一緒になるために急いだ。
— 梶井基次郎 『器楽的幻覚』 青空文庫
些と気になるのは、この家あたりの暮向きでは、これがつい通りの風俗で、誰も怪しみはしないけれども、畳の上を尻端折、前垂で膝を隠したばかりで、湯具をそのままの足を、茶の間と店の敷居で留めて、立ち身のなりで口早なものの言いよう。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
黒表紙には綾があって、艶があって、真黒な胡蝶の天鵝絨の羽のように美しく……一枚開くと、きらきらと字が光って、細流のように動いて、何がなしに、言いようのない強い薫が芬として、目と口に浸込んで、中に描いた器械の図などは、ずッしり鉄の楯のように洋燈の前に顕れ出でて、絵の硝子が燐と光った。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
書いてある事に間違いがなければ、苦情の言いようはない。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
その日、私はとめどなくげらげら笑いながら、そのまま「いでゆ」から出てしまったのであるが、宿へ帰って、少しずつ酔のさめるにつれ、先刻の私の間抜けとも阿呆らしいともなんとも言いようのない狂態に対する羞恥と悔恨の念で消えもいりたい思いをした。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
あっちにもこっちにも子供が瓜に飛びついたときのようなよろこびの声や、なんとも言いようない深いつつましいためいきの音ばかりきこえました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
」 山猫は、どうも言いようがまずかった、いかにも残念だというふうに、しばらくひげをひねったまま、下を向いていましたが、やっとあきらめて言いました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉には、なんとも言いようのない寂しさが滲んでいた。
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その場の状況を考えると、他に言いようがなかった。
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彼の仕事に対する言いようは、いつも厳しすぎる。
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彼女の言いようは、まるで詩を読んでいるかのようだ。
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標準
at the same time as speaking
作例 · 標準
「何だと!」と言いよう、彼は椅子を蹴って立ち上がった。
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「逃がさんぞ」と言いよう、警官は逃走する犯人の背中に飛びついた。
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「かしこまりました」と言いよう、店員は恭しく一礼して奥へと下がった。
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「危ない!」と言いよう、通行人が咄嗟に子供の襟首を掴んで車道から引き戻した。
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