心弱い
こころよわい
形容詞
標準
tenderhearted
文例 · 用例
その役を、危険な混雑な落城も程近い城中にあって心弱い若い女のおあんたちは取乱した様子もなく無雑作にやっているのでありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 慶造は情なさそうに笑いながら、「大旦那様はそんなにも有仰ゃりますまいが、貴方の御病気の様子を奥様がお聞きなすって御覧じろ、大旦那様の一件で気病でお亡り遊ばしたようなお優しい、お心弱い方がどんなにお歎きでござりましょう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
優雅、温柔でおいでなさる、心弱い女性は、さような狼藉にも、人中の身を恥じて、端なく声をお立てにならないのだと存じました。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
但し国香としては田邑の事につきて将門に対して心弱いこともあつた歟、さらずも居館を焼亡されて撃退することも得せぬ恥辱に堪へかねて死んだのであらうか。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
が、心着いたら、心弱い婦は、得堪えず倒れたであろう、あたかもその頸の上に、例の白黒|斑な狗が踞っているのである。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
こんな心弱いものに留守をさせて、良人が漁る海の幸よ。
— 泉鏡花 『海異記』 青空文庫
――そこへ掛けると……」 辻町は、かくも心弱い人のために、西班牙セビイラの煙草工場のお転婆を羨んだ。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
場合によって非常に悲惨な境遇に陥った罪人とその親類とを、特に心弱い、涙もろい同心が宰領してゆくことになると、その同心は不覚の涙を禁じ得ぬのであった。
— 森鴎外 『高瀬舟』 青空文庫
作例 · 標準
彼は心弱く、動物虐待のニュースを見るのが辛い。
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その母親は、子供が少しでも怪我をすると、すぐに心配してしまう心弱さがある。
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いじめられている生徒を見て、彼女は心弱く、助けになりたいと思った。
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