無調法
ぶちょうほう
名詞
標準
文例 · 用例
これはとんだ無調法を致しました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
これは無調法致しました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
むぐらは土の中で冷汗をたらして頭をかきながら、 「さあまことに恐れ入りますが私は明るい所の仕事はいっこう無調法でございます」と言いました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
かってなことばかり申して、あかりもださずに、なんという無調法でしょう」 お政はきゅうにやとい女を呼んで灯明を命じ、自分は茶の用意にかかった。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
ものざといお政は早くも昨夜のことは自分の胸ひとつにおさめてしまえばなにごともなくすむことと悟って、朝起きる早そう色をやわらげて、両親にあいさつし昨夜の無調法をわび、そのまま母の喪におもむいた。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
二十四 嫂というのも、どこかこの近在の人で、口が一向に無調法な女であった。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
こんな出入に口無調法な父親は、さも困ったような顔をしていたが、旋て井戸の方へまわって手顔を洗うと、内へ入って来た。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
無調法なる木魚に合わせて。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫