来怪
らいかい
名詞
標準
文例 · 用例
が、こちらは元来怪しげな書画を掘り出して来る事を以て、無名の天才に敬意を払ふ所以だと心得てゐるんだから、「僕は果亭だから懸けて置くのぢやない。
— 芥川龍之介 『鑑定』 青空文庫
僕は生来怪異が好きなのだ。
— 豊島与志雄 『怪異に嫌わる』 青空文庫
ただ私には(小林式に云い表わせば)、パラドックス自身のパラドックスが問題になるのであって、この興味から云えば小林のパラドックスがパラドックスの資格を持っているかどうかを元来怪しむものだ。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
市内永田町、山下虎之助氏宅に過般来怪奇の出来事あり。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
」「ミッション・スクールだから、生徒は皆信者だろうと思っていたら然うじゃないんですもの」 と私は元来怪しげな信仰を如何にも確実のように衒った。
— 佐々木邦 『凡人伝』 青空文庫
爾來怪事絶えたと載せある。
— 南方熊楠 『人柱の話』 青空文庫