背負籠
しょいかご
名詞
標準
文例 · 用例
林檎は、背負籠の上に板を置いてコテを並べてあツた。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
最初の日は、どこかに行つてしまふのを恐れて、裏庭に出して背負籠をかぶせて置いた。
— 水野仙子 『白い雌鷄の行方』 青空文庫
しばらくすると、背負籠を肩にしたる次男甚吉、表から帰って来る。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
秋の十月の末から初冬の頃になると、山の人達は、それを掘つたのを背負籠に負つて、そして町の方へと賣りに來た。
— 田山花袋 『日光』 青空文庫
ふと背負籠を負つた中老漢が向ふから上つて来たので、「あの山は?
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
「塩山村へはまだ余程あるかね」「塩山へかね」と背負籠を傍の石の上に下して、腰を伸しながら、「塩山へは此処からまだ二里と言ひやすだ。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
遮光笠の方は、物置部屋の背負籠のわきに半ば放りこまれた。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
背負籠の中に、洗濯物を入れるかわりに薪を入れればいいのである。
— LE VIGNERON DANS SA VIGNE 『ぶどう畑のぶどう作り』 青空文庫