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一両

いちりょう
名詞副詞
1
標準
one vehicle
文例 · 用例
また出ますと云うたら宿は何処かと聞いたから一両日中に谷中の禅寺へ籠る事を話して暇を告げて門へ出た。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
私はその一両日前の新聞記事に巡査が高圧線の切れて垂れ下がっているのを取りのけようとして感電したことが載せてあったのを思い出したので、友人にそれを読んだかと聞いたら読んだという。
寺田寅彦 夢判断 青空文庫
また有名な「三人一両損」の裁判でもこれを西鶴に扱わせるとその不自然な作り事の化けの皮が剥がれるから愉快である。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
まだそればかりでなく、藤吉がだんだんに増長して、なにしろ御法度破りの仕事だから、今までのように一|尾二分では売られない、これからは一尾一両ずつに買ってくれと云い出したが、宇三郎は承知しない。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
この頃の相場では、妾奉公をしても月一両の給金はむずかしいのに、別になにをするでも無しに、美しい着物を着せられて、旨いものを食わされて、一日一両の手間賃になる。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
一両はさておいて、一日十両の給金を貰ってもあんな怖いところへ二度とゆくことはまっぴらだと、かれはその後半月ばかりは病人のような蒼い顔をして暮していた。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
紙片に記して読返し、「これじゃ一両がものはあるわね。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
明日一両下さるより今の一厘半が難有い儀にござる。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
作例 · 標準
「えっ、この路線、電車が一両しか走ってないの? まるで路面電車かバスみたいだね」
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踏切で待っていたら、年季の入ったディーゼル車が一両だけゴトゴトとゆっくり通り過ぎていった。
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混雑を避けるために増結されるはずだった最後尾の一両が、車両故障のため急遽切り離されたらしい。
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2
標準
one ryō (an old coin)
作例 · 標準
「もしも工事現場で一両小判を拾ったら、まずは正直に届け出るべきか、それとも……」
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時代劇の悪代官が、饅頭の下に隠された一両を見て「お主も悪よのう」とニヤリと笑う。
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「お主の働き、見事であった。取っておけ、一両だ」と主君が懐から金貨を取り出し、家臣に授けた。
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