水押
みよし
名詞
標準
文例 · 用例
秋の落ち鮎には、さらにも一度この熊野川へ志し、昭和十五年の竿納めとしようと思つてゐたところ、心なき颱風のために山水押しだし、川底荒れてつひに三度目の旅は、あきらめねばならなかつた。
— 佐藤垢石 『たぬき汁』 青空文庫
秋の落ち鮎には、さらにも一度この熊野川へ志し、昭和十五年の竿納めとしようと思っていたところ、心なき台風のために山水押しだし、川底荒れてついに三度目の旅は、あきらめねばならなかった。
— 佐藤垢石 『たぬき汁』 青空文庫
』漁『水押の上では、随分、気を揉んだろう。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
』と言いつつ例の如く、直ちに水押の上に俯して、半身殆ど船外に出し、左手を伸べて、綸を拇指と示指の間に受け、船底にかき込まるるを防ぎ、右手に玉網の柄を執りて、介錯の用意全く成れり。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
』と言えば、死したる如く、水押に俯伏して動かざる船頭、『左様でしょう。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
今まで、一時間近く、水押に水を漬せる船頭は、玉網片手にすごすご身を起し来りて。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
とみよしや、おぬゐ。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
むまのこくに、おのみちに、つき、とみよしやに、とまる。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫