癩病患者
らいびょうかんじゃ
名詞
標準
leper
文例 · 用例
その煙の奥の方から本郷の方へと陸続と避難して来る人々の中には顔も両手も癩病患者のように火膨れのしたのを左右二人で肩に凭らせ引きずるようにして連れて来るのがある。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
丁度、あの接待者聖ジュリアンが、單なる一時的な慈愛では爲し得ないやうな、そしてその原動力として愛、一切の愛、この世のありとあらゆる愛をもつてゐるやうな、崇高な抱擁をその者に與へてやりながら、あの癩病患者の傍に臥たやうに、君は自分と一緒に臥る覺悟が出來てゐるか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
そこで、世間で一番|嫌はれてゐる癩病患者をあつめて、人々から石を投げられたり、棒で追つぱらはれたりする気の毒な境涯から、救つてやらうと思ひ立ちました。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
私が滞在していた新井の主人の話に拠ると、鎌倉では頼家を毒殺せんと企て、窃に怪しい薬を侑めた結果、頼家の顔はさながら癩病患者のように爛れた。
— ――明治座五月興行―― 『修禅寺物語』 青空文庫
この隔離病舍の二棟のうち、北側には肺病患者が、南側には癩病患者が收容せられてゐるのであつた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
さきに言つたやうに、太田は癩病患者と棟を同じくして住んでゐた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
太田の心の動搖は、彼がこゝの病舍で癩病患者および肺病患者のなかにあつて、彼等の日常生活をまざまざと眼の前に見、自分も亦同じ患者の一人としてそこに生活しつゝある間に、夏空に立つ雲の如くに自然にわいて來たものであつた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
その男は言ふまでもなく癩病患者であつた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
作例 · 標準
歴史映画の中で、癩病患者が村を追われる悲劇的なシーンが描かれていた。
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マザー・テレサは、見捨てられた癩病患者たちに寄り添い、救済活動を続けた。
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隔離政策によって、多くの癩病患者が家族と引き離される苦しみを味わった。
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