含羞む
はにかむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to be shy
文例 · 用例
教授は不似合な山高帽子を丁寧に取って、煤けきったような鈍重な眼を強度の近眼鏡の後ろから覗かせながら、含羞むように、「ライプチッヒから本が少しとどきましたから何んなら見にいらっしゃい」 と挨拶して、指の股を思い存分はだけた両手で外套をこすり続けながら忙しそうに行ってしまった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 襟の辺を引掻くと、爪を銜える子供のように、含羞む体に、ニヤリとした、が、そのまま、何を噛むか、むしゃむしゃと口舐ずる。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
含羞む児だから、小さな声して。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
B 尾上てるは、含羞むような笑顔と、しなやかな四肢とを持った気性のつよい娘であった。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
含羞む瞼を染めて、玉の項を差俯向く、ト見ると、雛鶴一羽、松の羽衣|掻取って、曙の雲の上なる、宴に召さるる風情がある。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
お鉄は元気好く含羞むお雪を柔かに素直に寝かして、袖を叩き、裾を圧え、「さあ、お客様。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
」「へ、何、下らないことを、」と内々恐悦で、少し含羞む。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
そんなに考へることもあるまいし……」「一寸とした気分の上のね、影と光りといふ程の意味で――」と彼は、厭に含羞むだらしのない口調で「影と日向の、とを省いて題名にしたんだ。
— 牧野信一 『西瓜喰ふ人』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は人前では、なかなか自分の意見を言えず、含羞んでしまう。
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突然質問されて、彼は顔を赤らめて含羞んだ。
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新しい環境に慣れるまで、子供はしばらく含羞んで親の後ろに隠れてしまう。
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