進み寄る
すすみよる
動詞
標準
文例 · 用例
三造はコンノート殿下のやうに進み寄る。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
一足二足進み寄るのを見ると足も片方不随であるらしい。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
――ね、向うと此方に立ってね、剣を持って互に真中に進み寄ると、突き合い切り合いをやったんだよ、凄かったんだろうな。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
』と言つたまゝいと懷かし氣に進み寄る。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
(おいよは答えず、低く唸りながらお妙の方へ這うようにじりじりと進み寄る。
— ――Were-Wolf―― 『人狼』 青空文庫
(おずおず進み寄る。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
「ちょっと御免ください」 諸人を押し分けて死骸のそばへ進み寄ると、あたりの人々は俄かに路を開いた。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
足音に我が動くを知るものの、音なければ動く事を忘るるか、ウィリアムは歩むとは思わず只ふらふらと池の汀まで進み寄る。
— 夏目漱石 『幻影の盾』 青空文庫