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陰忍

いんにん
名詞
1
標準
carrying out covert operations without being seen (of a ninja)
文例 · 用例
――家賃を払う家が少なくて、医者の払いが皆目集まらないというこの町では、肺病は陰忍な戦いである。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
朝、白川と会つて十時に築地のゝゝ倶楽部で東洋演芸の重役と長時間の交渉を続け、昼飯もせずに二時頃までは陰忍と焦躁の為に神経を張りつめて居た。
平出修 瘢痕 青空文庫
自分が小さく低い中は、つとめて陰忍して枝も十分に張らずにゐるが、一度それを乗り越したとなると、大きな枝を縦横に張つて、今まで押へられてゐた隣の樹をすつかり蔽つて了ふやうにはびこるのなども面白い。
田山録弥 樹木と空飛ぶ鳥 青空文庫
火野葦平が同人雑誌の活溌化にふれて語っている自身の、陰忍自重四年の間待った甲斐あるこんにちのよろこびは、いかにも意味がふかい。
宮本百合子 しかし昔にはかえらない 青空文庫
其年の京都の冬は、音を立てずに肌を透す陰忍な質のものであつた。
夏目漱石 青空文庫
お宮が私に叛いて柳沢に心を寄せて行っても、私はその浅ましい汚らわしい顔を恥じてじっと陰忍していた。
近松秋江 うつり香 青空文庫
わたくしはこの時に当って、わたくしの身に猫のような陰忍な児のないことを思えば、父の生涯に比して遥に多幸であるとしか思えない。
永井荷風 西瓜 青空文庫
蓋し陰忍老獪にして權謀に富めること二人相同じと爲すなり。
鳥谷部春汀 明治人物月旦(抄) 青空文庫
作例 · 標準
彼女の陰忍の技は、誰もその存在を感知できないほどだった。
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陰忍を極めた者は、影のように敵の背後を取ると言われる。
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彼は陰忍として、歴史の裏で多くの秘密工作に携わってきた。
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