幻辞.com

絡繰仕掛け

からくりじかけ
名詞
1
標準
文例 · 用例
こころみにそれなるポチを押してみると、果然土壁は、からくり仕掛けの龕燈返しに、くるりと大きな口をあけました。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
私は、陰影の加減で骸骨の様に見える彼の顎が、物を云う度にガクガクと物淋しく合わさる様子を、奇怪なからくり仕掛けの生人形でも見る様な気持で眺めていた。
江戸川乱歩 赤い部屋 青空文庫
あるものはからくり仕掛けで、ゆっくりと動いていた。
江戸川乱歩 悪魔の紋章 青空文庫
しかも、ここにも異様なからくり仕掛けがあった。
江戸川乱歩 悪魔の紋章 青空文庫
からくり仕掛けと分っていても、青白い腕ばかりが、暗い地面を這い出して来るなんて、どんな大人にも気味のよいものではない。
江戸川乱歩 悪魔の紋章 青空文庫
怪物がそのまま歩き出すと、からくり仕掛けの幽霊は、そのあとを追うように、スーッと舞い下って来た。
江戸川乱歩 悪魔の紋章 青空文庫
大小さまざまの凹面鏡を買いこんで、針金だとかボール紙などを使い、複雑なからくり仕掛けをこしらえては、独りほくそ笑んでいる始末でした。
江戸川乱歩 鏡地獄 青空文庫
さすが好きな道だけあって、彼は人の思いもつかぬような、変てこな装置を考案する才能を持っていて、もっとも手品の本などをわざわざ外国から取り寄せたりしたのですけれど、今でも不思議に堪えないのは、これも或るとき彼の部屋をおとずれて、驚かされたのですが、魔法の紙幣というからくり仕掛けでありました。
江戸川乱歩 鏡地獄 青空文庫