頑な
かたくな
形容動詞頻度ランク #20660 · 青空 109 例
標準
obstinate
文例 · 用例
) 要するに芸術の泉とは徒然草に、心の鏡が澄んでゐれば全ての物が正しく映る云々の裡にあるのであつて、東洋人は自然に対しては非常に心澄ませたが、人に対しては未だ澄むことなく、卑下しすぎたり頑なだつたりしてゐる。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
人の気持ちをみようとするやうなことはつひになく、こひ人よ、おまへがやさしくしてくれるのに私は頑なで、子供のやうに我儘だつた!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
頑なの心は、不幸でいらいらして、 せめてめまぐるしいものや 数々のものに心を紛らす。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
頑なの心は、理解に欠けて、 なすべきをしらず、ただ利に走り、 意気銷沈して、怒りやすく、 人に嫌はれて、自らも悲しい。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
非情の自然が、自らその頑な固定性に飽いて、抗い出た自己嫌悪の旗印か、または非生の自然に却って生けるものより以上の意志があって、それを生けるものに告げようとする必死の象徴ででもあるのであろうか。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
だが、この言葉はまた、おまえ自身、頑な現実の壁に行き当って、さまざまに苦しみ抜いた果ての体験から来る自戒の言葉ではあるまいか。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
迷いもせず一途に1の数字を追うて行く買い方は、行き当りばったりに思案を変えて行く人々の狂気を遠くはなれていたわけだが、しかし取り乱さぬその冷静さがかえって普通でなく、度の過ぎた潔癖症の果てが狂気に通ずるように、頑なその一途さはふと常規を外れていたかも知れない。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
流石剛頑な山名宗全も、文明五年には齢七十である。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
作例 · 標準
彼は頑なに自分の非を認めようとせず、話し合いは平行線を辿った。
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彼女は一度決めたことは、周りが何と言おうと頑なに変えようとしない。
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「そんな頑なにならずに、少しは人の意見も聞いてみたらどうだ?」
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祖父は、病院に行くことを頑なに拒んでいる。
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