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豪宕

ごうとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
減水してゐたので、豪宕たる感じはなかつた。
葉山嘉樹 氷雨 青空文庫
牡丹は牡丹の妖艶ないのち、唐獅子の豪宕ないのちをこの二つの刃触りの使い方で刻み出す技術の話にかかった。
岡本かの子 家霊 青空文庫
恵那峡の幽邃はともすると日本ラインの豪宕を凌ぐ。
北原白秋 木曾川 青空文庫
誠に、何とも豪宕な観ものであった。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
正に一幅|豪宕の畫圖である。
木下杢太郎 少年の死 青空文庫
しかも豪宕な鼾である。
夏目漱石 満韓ところどころ 青空文庫
何れにしても、豪宕な感じは起るが、末秋のやうな、やるせない柔しみはない。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫
先日ピカソの会を見たときにはいかにしてマチスはピカソの豪宕な変化に太刀打するかがひそかに私の興味であったが、やはりマチスも大天才だと感歎した。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫