様不
ようふ
名詞
標準
文例 · 用例
それはちょうどわれらが便所へかがむのと同様不愉快なことであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
」「我和中国人不是一様不一様、那児有不一様的様子?
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」とその風体を眺めたりしが、「ああ、お前|様不自由なんだね。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
佐川の娘を紹介される迄は、兄の見え次第|逃げる気であつたが、今では左様不可なくなつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
往時英国の潜航艇に同様不幸の事のあつた時、艇員は争つて死を免かれんとするの一念から、一所にかたまつて水明りの洩れる窓の下に折り重つたまゝ死んでゐたといふ。
— 夏目漱石 『文芸とヒロイツク』 青空文庫
「それこそ田沼様不面目!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
少しでも内容を斟酌してはすぐ様不平等になって了うだろう。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
そのうちに水戸様不取締りとあって五月二十八日、幕命を以て天狗方の御家老武田伊賀守隠居謹慎、六月一日、同じく岡田国老をも隠居させ、諸生組の頭棟朝比奈、市川、佐藤を執権に据えは据えたが、天狗は筑波でやっぱりあばれる。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫