書き初め
かきぞめ
名詞
標準
first calligraphy of the year
文例 · 用例
かねてから考えている著書を早く書き初めなければならぬと思う事もある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
独慎――この二字を今年の書き初めとして、私は心の紙にはっきりと書いた。
— 種田山頭火 『独慎〔扉の言葉〕』 青空文庫
其時桐生君は法科の二年であつたが、始終シエークスピーヤだとか、トルストイなぞを説いた、僕はそれに依つて泰西の文學を知り、眞面目に文學を研究し眞面目な意味に文學を了解して來て、其所に三四月居る中に、何であつたか書き初めた。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
もっとも書き初めた時と、終る時分とは余程考が違って居た。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
勉強をする時間が出来たわけだが、目的の脚本は少しも筆が取れないで、かえって読み終ったメレジコウスキの小説を縮小して、新情想を包んだ一大古典家、レオナドダヴィンチの高潔にしてしかも恨み多き生涯を紹介的に書き初めた。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
まだまだ創作人物の名前については重要な事を沢山に書残しているようであるが、さてこうして書き初めてみるとナカナカ重大な問題らしく、あとから――書く事がイクラでも出て来るのに驚いている。
— 夢野久作 『創作人物の名前について』 青空文庫
先ず唐織から書き初めてもらいましたのを、只圓は何の五六枚と思って墨を磨っていたのがアトからアトから際限もなく出て来る。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
△十一月号に書いた「青白き公園」は、あれはたゞその前置で正月号から改めて私が計画してゐる新しい童話の方法で先づ書き初めるつもりで、で、その本筋の第一は来月号から順当にする考へなのですから左様御承知下さい。
— 牧野信一 『〔編輯余話〕』 青空文庫
作例 · 標準
新年には、家族全員で書き初めをするのが我が家の恒例だ。
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書き初め大会で、彼は見事な筆さばきを披露した。
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小学校の書き初めで書いた「夢」の字を今も大切にしている。
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今年の書き初めのテーマは「飛躍」に決めた。
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