総勘定
そうかんじょう
名詞
標準
final settlement
文例 · 用例
彼の一代の総勘定はすんでしまった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
この「おもしろいな」が数千年の間にわれらの祖先が受けて来た試練の総勘定であるかもしれない。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
この書物こそは、僕の十年来の思索に於ける収穫で詩論としての総勘定と言うべきものだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そして、彼等はただ老境に憧れ、年輪的な人間完成、いや、渋くさびた老枯を目標に生活し、そしてその生活の総勘定をありのままに書くことを文学だと思っているのである。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
しかも、この総勘定はそのまま封鎖の中に入れられ、もはや新しい生活の可能性に向って使用されることがない。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
万次郎が丸多を嚇かして取った二百両は、あとで総勘定をするという約束で、ひと先ず重兵衛が預かっていたんですが、丸多の主人が死んだ後にも、四の五の云って一文も出しません。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
その叫びをあげる刹那は全く、ありとあらゆる記憶、あらゆる感じ、それらのものが、一度に総勘定でもするように頭に浮かんで来た。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
さてそこで既に頭があり尾があるということになると年の尾である大晦日には一年の総勘定を行ってみて、年の首には将来の計画を行ってみたくなるのが人情である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
年末の総勘定を終えた結果、予想を上回る利益が出ていたことが分かった。
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全ての取引を記録し終え、ようやく総勘定の作業に入ることができる。
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総勘定の数字に一円の狂いも許されないため、経理担当者は神経を研ぎ澄ませている。
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