上程
じょうてい
名詞
標準
文例 · 用例
弟といふのは體が圖拔けて大きいのでまだ十五だといつても自分よりは目から上程も大きい。
— 長塚節 『炭燒のむすめ』 青空文庫
しかし、こんど上程された法案のように保守政党が占める両院の承認を経た五年間任期の五人の委員会を、不信任案をつきつけられている首相が任命して全日本の放送事業が統制されるとしたなら、現在の政府の堕落と思い合わせ日本のラジオの自由と民主化を期待することは不可能である。
— ――日本の文化のまもり―― 『三年たった今日』 青空文庫
そこで閣議は、この意見を上程した。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
「そりゃ市長さん、今日は上程しますよ。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
自殺原因に就ては種々の噂あるも信ずべき確かな筋の報道によれば、最近高屋市長は某地所売却問題に関し醜行為あり、其の為本日の市会に於て自ら同案の上程を理由なく拒否する等の市会始まっての非行を演じた為、市議動坂三郎氏より痛烈なる指弾を受け、市長金庫の立会開扉を求められたが、傲岸なる市長は之をも拒絶した。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
聞くところによると、本案を今日上程するように計らったのは、貴下だということだが……」「黒河内さん。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
それだのに、上程がなぜいかんのか、儂には腑に落ちん」「それは市長も説明しているように、この件について、ちょっと取調べを要することが出来たという……」「いまさら取調べなんて迂濶千万ではありませんか。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
しかし市会の意思を蹂躙して上程をさせまいとするのはいかん。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫