翌夜
よくよる
名詞
標準
文例 · 用例
私は小さな料亭の小座敷で、翌夜、雪代夫人から、対坐で聞いた。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
その月の二十幾日に女二の宮の裳着の式が行なわれ、翌夜に右大将は藤壺へまいった。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
ちやうどクリスマスの翌夜でパイントリイが物々しく飾られ、食堂に舞踊があつたりして、まるでお祭のやうな騒ぎであつた。
— 徳田秋聲 『微笑の渦』 青空文庫
そうして、その翌夜「恋鳩」へいった。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
その翌夜、カークを書斎に呼びいれて、座間は気負ったように話しはじめた。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
と、翌夜捲きこまれる奇怪な運命があるのも知らず、彼は胸をくもらせ、無限の感慨にひたっていたのだ。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
七つの海を股にかけたお勢ともあろうものが、この期に及んで、なんという態だ」 その翌夜は、また誰かの血が、キラキラする陽炎のようなものを、立てるであろうと思うと、さすがの左枝でさえも、落着かず自制を失ったように見えた。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
然し、その翌夜になると、法水は劇場に一同を集め、事件の真相を発表した。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫