人形師
にんぎょうし
名詞
標準
doll maker
文例 · 用例
即ち、まず民間の好事家の手元に残っている人形を狩り集め、足らぬ分は阿波の人形師が腕によりを掛けて作ろうと申し出たということであり、準備が出来次第新しい旗上げ興行を行うというこの記事ほど、時宜に適った新聞記事を最近私は読んだことがない。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
小式部の依頼を受けた人形師は、その翌日から小式部の許へ通って、小式部の顔を見ながら、偶人を作ったが、小式部はその半ば比から病気でもないのに窶れだして、いよいよ完成と云う日になって呼吸を引きとった。
— 田中貢太郎 『偶人物語』 青空文庫
そして、人形が口を利いたのを見るのははじめてだと不思議がるまえにまず自分の不運を何か諦めて、ひたすら謝ると、はたして五十吉は声をはげまして、この人形はさる大名の命でとくに阿波の人形師につくらせたものだ。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
……こんな下らないものを作った人形師を咀いながら…………。
— 夢野久作 『微笑』 青空文庫
「宗七焼き人形師、泥斎」 達筆に書きつづったそういう看板がさがっているのです。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
そのうえ、どことはなく人品|骨柄に渋みがあって鍛えられたところがあって、寂び冴えすらもがたたえられて、さすがは名取りの焼き人形師と思われる名工ぶりでした。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
にせものではございましても、これほどみごとな品を作るからにはさだめし名のある人形師だと思いますのに、だれがこしらえたものか、さっぱりわからないのでございます」「でも、これを売るからには、卸に参った者があるだろう。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
その作り手の人形師がね――」「わかったのかい」「いいえ、それがちっともだれだかわからねえんですよ。
— 因縁の女夫雛 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
その人形師は、一体の人形を完成させるのに数年かけるそうだ。
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代々続く人形師の家系で、素晴らしい作品を生み出している。
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この精巧な人形は、有名な人形師の作品に違いない。
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