救いの手
すくいのて
表現名詞
標準
helping hand
文例 · 用例
君の救いの手を待ちます。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
彼が家督を相続した頃には、運のわるいお時はもう嬬婦になってしまって、まだ八つか九つの十吉を抱えて身の振り方にも迷っているのを、外記が救いの手をひろげて庇ってくれた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
しかしこんどの驚異的大震災は全国に拡がっているから、国内同士では、救いの手を伸ばしようがない。
— 海野十三 『第五氷河期』 青空文庫
なにか救いの手を伸べてくれるものは無いか。
— 海野十三 『俘囚』 青空文庫
その頑是ない駄々っ子のような私どもを、ながい目で見守りつつ、いつも救いの手をさしのべるのが菩薩です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
斯うして、又もやそれ程近く迄伸びて来掛った救いの手が外れて、タイタニック号の人々は、よくよく其の夜の冷たい水に溺死す可き運命に決められていたのだろう。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
朝暮仏勤めはしておいでになるようではあるが、確固とした信念がおありになるとは思えない女の悟りだけでは御仏の救いの手もおぼつかない、五つの戒めも完全に保っておゆきになれるかも疑問なのであるから、自分がその精神だけを補うことにして、後世だけでも御安楽にしてさしあげたく思った。
— 匂宮 『源氏物語』 青空文庫
けれど救いの手を差しのべてくれようともせず、祖母はさっさと通りすぎた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
作例 · 標準
震災後、世界中から多くの救いの手が差し伸べられた。
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孤独にさいなまれていた彼に、近所の人が救いの手を差し伸べた。
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「困った時はお互い様だ」と、彼は迷わず救いの手を貸した。
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