初生り
はつなり
名詞
標準
first fruits
文例 · 用例
金策に出でてひねもす歸らざる老父を思ひつつ夜の戸とざす柿の實の初生り賣りて得し金を神にそなへて額づくわが老父わがのぼる脚榻に昨夜の霜おけり高き小枝に柿の實ちぎる柿の實は乏しくなれり柿の落葉あつめて今宵火を焚きにけり ほか二首であつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
初生りの柿を青竹で作った小さな籠にいれ、子供に背負わせると息災にそだつという俗習がある、みよは青柿をながめながらそれを空想した。
— 箭竹 『日本婦道記』 青空文庫
良人が生きていたら、そしてあの初生りの柿が一つでも熟れていたら、いまごろは青竹で籠をあんで、安之助の背に負わせて、あやうげな足どりであるくさまを良人と共に笑いながら見ていたであろう。
— 箭竹 『日本婦道記』 青空文庫
」「そんなことは余計なお世話だよ」「僕は長男だから、初生りだ。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
初生りと末生りの差異が現れて来たのか、菊太郎君は僕よりも発育が好かった。
— 佐々木邦 『勝ち運負け運』 青空文庫
作例 · 標準
今年初めて収穫した初生りのトマトは、格別の味だった。
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畑の初生りの野菜を、近所の友人におすそ分けした。
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努力が実を結び、嬉しい初生りとなった。
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